ブースケのドイツなんでも日記

南ドイツ、ミュンヘン在住のブースケ日記。 毎日の生活の中で面白いテーマをドイツからお届けします。

Freitag, Dezember 09, 2005

中世でディナー

研修先の会社のクリスマス会で『中世レストラン』に行ってまいりましたー♪
話に聞いたことはあったけど団体さんのみしか受け入れてくれないし、値段も高めなので、今まで行く機会に恵まれませんでした。
今回は会社持ちで行けし、かなりラッキー

話に聞いたところによると、フォークとかスプーンは出ないので、全て手でお食事
そして、お肉だらけ。。。うーん、ワイルドなイメージですねぇ。

さて、当日レストランへ行ってみると。。。まず最初に。。。何処にあるのかわからなーーーい!!!
かなり目立たない入り口、しかも地下に降りていくので、更に目立たない。何度も通ったことのある道なのに、今まで全く気付かなかった。

皆と一緒に階段を下りて地下に着くと、そこは中世
まず入り口で手を洗います。(やはり手で頂くので。。。)

そして、角カップに入ったMet(ハチミツワイン)でカンパーイ!


テーブルの上には木製のまな板とナイフ、そして美味しそうなドイツパンが。
飲み物は基本的に(中世の習慣に従って)ドュンクレスヴァイスビア Dunkles Weißbier ( 色の黒っぽい白ビールで、直訳すると『黒白ビール』??)のみ
でも、もちろんビールダメな人用に他の飲み物もありますよ。
普段はあまりビール飲まない私ですが、このビールはかなり美味しかった。

写真に写っている湯のみのようなコップにビールが入ってます。


お食事はコースになっていて、次から次へ中世のデリカテッセが続きます。

1)メットワイン
2)パンとシュマルツSchmalz(動物性脂肪にタマネギなどを入れてペースト状にしたもの)
3)カワカマス(Hecht)のお団子にクリームソースをかけたもの
4)ラム肉入りスープ
5)から揚げ卵(中に詰め物がしてある)とクリームソース
6)鹿肉のペースト
7)ガチョウのロースト、紫キャベツBlautkrautとゼンメル団子Semmelknödel(ゼンメル(パン)を細かく切って牛乳・卵・パセリと混ぜ茹でたもの)添え
8)チーズの盛り合わせと果物
9)ニンジンケーキ
10)揚げりんご

これだけの品数が出てくるので最低3時間はかかります。19時から開店、20時から食事開始、、、で終わるのは早くても23時。



メインディッシュのがちょうロースト。ぶつ切りになっているので、後はナイフと手でがぶりといただきます。周りはカリカリ、中は柔らかくてとってもデリシャス。


お客さんの中から何人かが選ばれてコスチュームを着てゲームをしたり、中世音楽を演奏してくれたり、エンターティメントも充実しています。

かなりお腹一杯でパンパン、ビールでフラフラになりつつ帰宅。翌日の会社では二日酔いでテンション低い方もちらほらいました。

Welser Kuche München
Residenzstraße 27
80333 München, Deutschland
Tel. +49 (8231) 96 11 0
Tel. +49 (89) 29 65 65
要予約です。
U3、6、4,5 Odeonsplatz駅下車、徒歩1分



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8 Comments:

  • At 08:28, Blogger yoko said…

    すっ、すごい!
    こんなレストランがあるんですね!
    是非、大食漢の主人と大食漢の友人を連れて行ってみたいです。

     
  • At 15:26, Blogger busuke said…

    yokoさん、
    私も初めての経験で楽しかったですよ。
    ご飯も期待していなかった分、更に美味しく感じられました。

    お肉料理ばっかりだと思っていたら結構いろいろなものが出てきて、最後の焼きりんごはとっても美味しかったのにひとかけらしか入りませんでした。残念。

     
  • At 16:28, Blogger Kaolu said…

    わぉーー。アトラクションも兼ねたレストラン。場所が場所だけに、中世の設定も実にリアル!
    ガチョウのローストがすごく美味しそう〜〜。
    それにしても、中世・西欧の人々は手で食事をしていたということなんでしょうか。
    知らなかった。

     
  • At 21:27, Anonymous Anonym said…

    すごいぃー!
    中世レストランなんて変わったものがあるんですね。
    品目が多くて、量も相当ありそうですねー。
    レシピを見ると獣系食品が多くてまさにドイツ人向けというか、日本人にはちょっと厳しそうですかね?
    僕も一度は味わってみたいものです♪

     
  • At 10:29, Blogger busuke said…

    kaoluさん、

    日本にもありますよね。体験レストランみたいなの。牢獄の設定だとか、病院とか教会風だったり。
    でも、場所がヨーロッパだと本場っぽく感じられますよね。最初に中世のルールが書いた紙を読んで、説明があります。レストランでもこのルールを守らないと罰せられるんです。
    例えば女性は男性に最初に飲み物食べ物をサービスしないといけない。とか、逆に男性は女性に最初にサービスしてはいけない。
    乾杯する時は「auf die Gesundheit!」「Gesundheit(健康)」って言わないといけなくて、カップはくっつけてはいけない。。などなど。
    そして、手で食事するのも中世の習慣だったようです。ナイフはお肉を切ったりする時に使うだけで、後は手で食べていましたよ。

     
  • At 10:32, Blogger busuke said…

    jassiさん、
    確かに普段お肉料理に慣れていない人にはヘビーかな。
    でも、がちょうのロースト以外はそれほどどっしりしていなくて、野菜は確かにほとんどなかったけれど、想像していたよりは良かったって言うのが感想です。
    今まで聞いたことはあっても、試す機会がなかったので、良い経験になりました。

     
  • At 11:33, Anonymous Anonym said…

    楽しそうですね〜♪
    私は肉を食べないので食事はアウトだけど、ムードが出てるから、ハチミツワイン飲みながら座ってるだけでもいいかな(笑)。

    ハチミツワイン、昔々にリンブルク(だったかな?)の中世クリスマス市で飲みました。甘くて私好みです。デュッセル時代に行ったエチオピア料理レストランのビール(だったかワインだったか)を彷彿とさせる味でした。

     
  • At 12:41, Blogger busuke said…

    ねずみxさん、

    うーん、ベジタリアンの方にはちょっとアウトですね。
    でも、雰囲気がすごく良いし、パンとかチーズなど肉以外のお料理の方が私には美味しく感じられました。特にチーズと果物の盛り合わせは洋ナシ、マスカットなどの果物といろいろなチーズの組み合わせがとってもとっても美味しくて、最後の焼きりんごはこいつのせいで食べられなかったと言ってもいいくらい。

    はちみつワインはクリスマス市でも出してあるところが結構ありますよね。
    ミュンヘンではローゼンハイマープラッツのクリスマス市で飲んだことあります。
    寒い中あまーいワインを飲みすぎてフラフラしてたことを思い出しました。

    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
    yumeさん、

    衣装制限は私も最初心配でしたが(まさか、中で着替えるなんてことは。。。)、全く普通の格好でOKでしたよ。
    途中でお客の中から何人か選ばれて、中世の格好をしたり、アトラクションのひとつになってます。
    「秋刀魚」の部分は「カワカマス」の間違いでしたーー!インターネット辞書で手早く調べたら間違って載っていたみたいです。ごめんなさーい。

     

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