ドイツ語習得の道 その1
ドイツに住んでから日本の知り合いなどに言われるのが「ドイツ語、かなり出来るようになったでしょう。」
最初の頃は私も「ドイツに住んでいればドイツ語は出来るようになるもの」だと思い込んでました。
しかーーし、そんなに甘くないですね。
最初はかなり苦労してました。。。さて、今回は私の個人的なドイツ語習得の道のりを大まかに綴りたいと思います。って言っても私のドイツ語がパーフェクトなわけではないんですけど。
- 今の私のドイツ語レベル
そして、ライティング。書きは正直、いまだに苦手ですねー。日常の会話ではごまかせる形容詞変化とか冠詞の間違いが、書くとモロに分かってしまいますから。文法的な細かいミス以外にもドイツ語では書きことばでしか使わない言い回しなど、障害はわんさかあります。
ちなみに、大事なメールやレポートはまず直してもらってます。その度に(そしていつもギリギリ)駆り出される旦那には感謝感謝です。
- 最初の一歩 (語学学校)
だって英語しか出来なかったし、彼とも英語で会話してたし。特に日常生活が大変。買い物する時パン屋さん、肉屋さんなど、カウンターでのお買い物は特に苦手でした。
ドイツに入国してからすぐに語学学校に通い始めて、当時は「初心者コースだから英語で授業?」なんてお気楽な状態でした。実際は全て独語(当たり前だけどね)だったので、ちんぷんかんぷん。
Pause(休憩)って言葉も分からなかったから、「何故、皆外に出ていくの?」って感じだったし。(笑)
語学学校に入ってから2、3ヶ月してからお家でも彼につたないながらもドイツ語で話しかけたりして、でも、英語で返されてムキーって怒ったりして、そんなこんなで半年位してからかな、ドイツ語で会話するようになりました。
彼曰く、1年後位には普通にドイツ語会話が出来るようになっていたそうです。(その前はブロークンまたは、英語混じりだったのね。)
- 大学でのスタート
講義に出ても、何言っているのかまったく分からず、↑の語学学校当初の状態に逆戻り。
不幸中の幸いで最 初に主専攻にしていた学部が外国人の割合60%だった為、チューターコースがいくつかありました。
チュー ターコースとは上の学年の先輩が新入生や外国人相手にいろいろと教えてくれるコース。大学のシステムやら、発表・論文の助けになるコースが沢山あっ て、大助かり。もちろん、通える限りのコースに通いました。そして、タンデム(語学交流)のパートナーに発音を直してもらったりして、「ドイツ語上手だ ね。」とは言われるようになりました。
でも、そんな御世辞で満足していても、大学のレベルには通用しなーいのですよね。
まだまだ道は厳しいのだ。
次回は「ドイツ語習得の道 その2」。発音、そして大学での日々について書きたいと思います。
ドイツ語習得の道 その2-発音+大学の巻-
ドイツ語習得の道 その3-語彙力の巻-
ドイツ語習得の道 その4-レポートの巻-
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9 Comments:
At 20:08, Anonym said…
「ドイツに住んでいればドイツ語は出来るようになるもの」
これは全くの幻想ですね!
ドイツ語の問題はここで生活する限り続くんでしょうね。ネイティブでもなく、小さい時から慣れ親しんだ言葉でもないから、いい大人になってから必死に勉強したって、たかが知れてますよねぇ~。
でもそれを言ってると、全く上達しないし・・・ いい意味での諦めと、それでも勉強を続ける忍耐強さのバランスが大事なんでしょうね。
ちなみに知人の知人で、ドイツ語を(ドイツで)2ケ月勉強しただけでDSHに合格した日本人がいます。彼は東大出身で英語、フランス語が出来たらしいのですが、それでも2ケ月でそこまで出来るとは・・・ いくらDSHが受験勉強のようなものだとは言えねー。すごいです
At 20:15, Anonym said…
↑のコメントをUPしてから気づいたのですが、DSHのことは別にbusukeさんと比較しようとかという意味で書いたのではないので。。
もし気分を悪くされたら、すいません。
At 22:28, Anonym said…
私もドイツに来てドイツ語の「ド」の字から勉強したクチです。大学でフランス語を選択してしまったことを悔やみました…。
ドイツ語歴9ヵ月で仕事が決まり、英独日で業務に取り組まなければならなくなりましたが、正直、ドイツ語は全くのはったり。すべて度胸でこなしてました。
私は物まね・歌まねが得意なので、発音でかなりの部分をごまかしていた気がします…。今でもそうですが(笑)。
At 08:58, busuke said…
jassiさん、
東大の方、すごいですねぇー。
やはり、IQの高さと他の言語習得が背景にあると、新しい言語を習う時にもシステムが出来ているんでしょうね。
言語の習得は人それぞれだから、比較されたとか思ってないので大丈夫ですよ。
私の友達でも、やはり1、2ヶ月位の詰め込み勉強でDSHの筆記試験に合格した人がいます。とにかく短期の集中力がすごい人で、口答試験を家の引越しで辞退したのですが、受けてたらどうなってたのかなぁ、と。彼の場合はヒアリング・スピーキングの方がまだ筆記のレベルについていってないと言っていました。
もう一人の友達(やはりIQがかなり高い人)は日本で辞書一冊丸覚えしてからこちらに来て、やはり短期間の間にDSH突破していきました。彼も自分なりのシステムがしっかりしていた人です。
いきなり↑の方々のようにはなれませんが、こういうすごい人達の話を聞くと、自分も頑張ってみようという気になってきます。全てが受験勉強のようにはいかないけれど、努力次第で例えば語彙力とかカバーできる部分は増えるわけですもんね。
At 09:09, busuke said…
ねずみxさん、
「ドイツ語は度胸」。名言だと思います。
間違いが怖くて話せないよりも度胸をもってある程度は「はったり」で話している方がコミュニケーションとれますもんね。
私も歌が大好きなので、発音はわりと得意でした。日本語なまりはあまり無いと言われるし。
やはり歌とか物真似が得意な人って外国語もコピーしやすいのかな。
私の場合は発音でごまかして、他の部分が追いついてない感じでした。
だから、大学で勉強を始めた時には自分なりに落胆、反省しましたね。
At 15:09, Marinka_ilmondo said…
ドイツ語…スイスでは厄介な言葉の1つです…。
ご存知かと思いますが、スイスのドイツ語はドイツのhigh germanと発音、アクセント、などがかなり違っていて大変だと聞きます。
ドイツからドイツ語圏スイスにやってきたドイツ人でも言葉に慣れるのに半年もかかった人がいました。
ある人曰く「high germanは標準語、swiss german は東北弁」だそうな…。
本当にそんな感じなんですか?
At 15:49, Minako said…
語学の習得ってどの言葉をとっても同じなのかもしれませんね。私はかなり年をとってからスウェーデンに来たので本当にネイティブになるのは無理だと諦めています。でも私もBusukeさんやねずみxさんと同じで度胸で勝負のタイプ。あと、発音がいいので「できる」と誤解されるタイプです。
でも結局筆記となるとやっぱり程度の低さはバレバレでないかと思います。(わはは)
日本でもスウェーデンの企業にいたし、1年x2回こちらで仕事もしたので(英語でですが・・)仕事環境に慣れていたのはこちらに馴染むのを助けてはくれました。でも・・・言語の奥深さにはやっぱり参ることが多いです。今の心配は英語がどんどんダメになってゆくこと・・でしょうか?第2外国語が入ると第一外国語が消えてゆくような、脳がアーカイブモードになってしまうような気がします。
At 09:03, Anonym said…
語学って勉強しても終わりがないような。。気がしませんか?それでも魅了されるなんて。。はあなんと罪な。。ドイツ語は語の種類もおおいし、大変そうですよね。。
At 08:40, busuke said…
yumeさん、
私も最初は笑顔と英語でしたよー。(笑)
でも、スーパーのレジはいいけれど、パン屋とか肉屋さん系になると全くダメでしたね。
ドイツ語は確かに難しいけれど、始めてしまえば文法がパズルのような感じで、結構面白いですよ。
産休を利用して是非かじってみては。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
yk_meronさん、
初めまして。コメントどうもありがとうございます。
語学は自分が満足したところでストップしてしまうんですよね。私もその事をいつも肝に銘じておきたいと思います。
ドイツ語の文法は次から次へと規則があって、それと同じくらい例外が出てきて。。。
途中でひゃーーー!っとなることもありました。
でも、一つ一つの単語、文法にエピソードがあって、だからこそ覚えられたのかな、と。
これも語学の魅力の一つですね。
yk_meronさんのブログにも遊びに行きますね。
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