ブースケのドイツなんでも日記

南ドイツ、ミュンヘン在住のブースケ日記。 毎日の生活の中で面白いテーマをドイツからお届けします。

Mittwoch, August 31, 2005

ミュンヘンの図書館

私は家にいると絶対に集中できないタイプなので、語学学校時代から図書館を渡り歩いていた。
当時の家から一番近かったのが、Studentenstadtの学生寮の中にある図書館、と言うか図書室。夜の23時くらいまで空いているのが長所。

その後友達にStadtbibliothek(ミュンヘン市立図書館)を教えてもらい、更にいろいろな所にあるのでいろんな市立図書館を回って比べたりした。
一番大きいのがGasteig(ガスタイグ、コンサートホールも、市民大学も入っている)の市立図書館。
勉強するスペースも結構あるけど、広いので机に着くまでに時間がかかるかも。
しかも、クローク(Garderobe)にいるおばちゃん達は態度が悪い。

しばらくしてから大学の近くにあるバイエルン州立図書館(Bayerische Staatsbibliothek)で宿題をやるようになった。州立図書館に一番最初入った時は正直言って胸がドキドキしてしまった。
だって、正面玄関から哲学者の彫像が並んでいたり、大理石の階段があって、お城のような素敵な空間だったから。

入るとすぐかなり高い天井。それからひろーい階段が2階へと続いている。2階にも彫像がならんでいて、広い窓から光が入ってきて明るい。そして窓からは中庭の緑が見える。
中も広いガラス窓が一面にあってここからも外の緑が見えるし、明るくて素敵。

ここは特に法律部の学生に人気があるようで、分厚い紙でできたブックケースと暗記用のメモカードを並べている人達はまず法学部の学生。

試験前になると朝一番で行かないと席が取れないくらい混む。。。ので最近は足が遠のいている。
ちなみに勉強するスペースはいくつかあって、一番大きいのはAllgemeiner Lesesaal。階段を上がって2階にあがる。 新聞、雑誌類が置いてあるスペースはZeitschriftenlesesaal。ここは勉強机のスペースが上より少ない、けれど前後に配置されているので、隣の人が気にならない。個人的にはこっちの方がお気に入り♪ 両方ともカバン、コート類は持ち込み禁止だけど、一般人でも入場可能です。1階にロッカーあり。

大学に入ってからはいろいろな学部の図書館を回ったりしてみた。主に勉強スペースについてのコメント。

* 外国語学部ドイツ語学科: 
アットホームな感じの小さい図書館。3部屋あって、一番初めが受付のカーメンさんの部屋。2番目は勉強する部屋で私語はタブー。 3番目の一番奥の部屋はコピー機があって、グループでディスカッションできる場所になっている。

* 心理学、教育学部: 
図書館の中に大きい木が生えていて、その木の周りが吹き抜けになっている。天空の城ラピュタを思わせる図書館。入口で学生証の提出が必要。写真→

* 英国庭園の建物にある学部の複合図書館: 
日 本学、政治学、コミュニケーション学、情報処理、民俗学などなどいろいろな学部の本が置いてある。何故か漫画と かもあるし、日本の本もあるので面白いかも。細かい部屋が沢山あって、ディスカッションルームもある。学部での授業がない時は、交通が不便なので行くのが 面倒くさい。

* 中国学部: 
入ってすぐにも勉強机が並んでいるスペースがあるが、地下に行くと窓際にぽつぽつと机が置いてあって、ちょうど外の通路の窓の中間地下1階。英国庭園の手前にある。自分の時間が楽しめる。

* 芸術学部: 
友達がここにこもっていたのを訪ねた。学生証を入り口で預けないといけない。中国学部とちょっと似たイメージを持った。

* 宗教学部: 
ここには調べ物があって入っただけだけど、アットホームな感じの小さい図書館。入り口を入って奥に行くと机が並ぶ勉強スペースがある。私が行っ た時はサンスクリット語の翻訳についてグループで議論していた。場所が見つけにくい。

* 法学部: 
一度だけコピーしに入った、けど込んでいた。他の学部の図書館と比べて心なしか、学生の格好が違う。皆リッチで育ちが良さそう。法律の分野別に建物が分かれている。

* 学生組合(Studentenwerk)の 図書館: 
学 食のすぐ前、駅を降りてすぐの場所にあるので、立地が最高。席がなくなる程混むこともない。窓際に机が並んでいて、勉強しながら外の大通りを通 る人達を観察出来る。夕方6時くらいには閉まってしまう。ここ以外にも学生寮の中などにも入っている。上のStudentenstadtの図書館も学生組 合の図書室。

* ドイツ語学部
埃くさい、古い感じの図書館。2階建てになっているので、螺旋階段で下の階に。入り口のロッカーが少ししかないので、皆廊下に荷物をそのまま置いていた。本に囲まれて、もくもくと勉強する学生の中で集中しやすく、心地よい広さ。←写真左。

* 歴史学部、Historicum、ヒストリクム:
大学からすぐ近くで、やっぱり窓際(壁一面窓)に机が何列も続いている。ゆっくり出 来るし、あまり広すぎず、ロッカーから席に着くまでのロス時間も少ない。入り口で学生証名書の提出が必要。


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Dienstag, August 30, 2005

日本語力の低下

ドイツに来てからというもの、日に日に日本語力が低下しているのを感じる。
特に日本人と話していると、たまに「あれって日本語で何て言うんだっけ?」的な事がちょこちょこ出てくる。言葉って使わないと、まず語彙から減っていくものらしい。特に、普段使わない言葉とか、道具の名前とか。。。

この間も右の→の名前が出てこなくて、友達と一緒に悩んだ。
私はてっきり『かんぬき』だと思っていて、(多分栓抜きが混じったのだと思う)結局『かんあけ』で落ちついた。
翌日まだ『かんあけ』が引っかかっていたので、考え直すと。。。そうだ、『缶切り』じゃん。 w(°o°)w 

この友達はまだ来てから1年位しかたっていないのに、既に低下が始まっている。
以前、カレーを食べていて「このカレー現場の味がする。」って言ったらしい。多分、『本場の味』って言いたかったんだと思われる。

私の日本語力は更に低いレベルになりつつある。。。
先日も和食器の事を『日本食器:にほんじょっき』って言って「日本ジョッキー?」って聞き返された。
これから先を考えるとかなり不安になってきてしまう・・、と言うのも最近ではあまり日本人と話す機会が少なくなっているから・・・。家でもドイツ語、大学でもドイツ語なので。。。
なるべく日本語を忘れぬよう、友達に借りた日本のDVDを観る毎日です。(でも、それだけでは足りてないかもしれない・・・) (;´д` )トホホ。

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Montag, August 29, 2005

フィットネス

以前から運動をしたいと思ってはいたけど、なかなか機会がなくて、結局ドイツに来てからと言うものほとんど運動らしきものはしていなかった。
たまたま良い機会に恵まれて、2ヶ月位前からフィットネスに通う事に。
家から電車で4駅。ミュンヘンの中心地へ向かう途中だし、大学の帰りにも行ける。
そして、更なるポイントは女性専用のジムなのだ♪

他のジムも一応見学させてもらったけど、インストラクターが『わざとらしいフレンドリーさ』で接してくるし、筋肉ムキムキのお兄ちゃん達が多くて、思わず引いてしまった。( ̄□ ̄;)

ここではジムの機械以外にエアロビ、ヨガなどなどのコースもあっていろいろ楽しめる。
そして、ミストとサウナも付いている♪
ドイツではサウナ真っ裸、そして男女共用なので、一度も行ったことがなかった。
ドイツに住み始めてから、結構順応して来たと思うけど、さすがに混浴には慣れない。
運動で汗をかいてから、シャワーして、その後のサウナはかなり気持ちよい。
サウナは血行を促進して、筋肉内を循環する血液量も増えるので、肩こり腰痛などの神経感覚的症状が改善されるんだって。肩こり症の私にはたまらない。(>▽<)
そして、更にすごいのがサウナでストレス解消も出来るらしい。

ドイツに住み始めてから、エステとも美容院とも(髪の毛は伸ばしっぱなしでした。)、マッサージとも無縁な私。自分の為の贅沢ってあまりしてなかったので、運動してサウナした後のベランダでの一休みをこれから楽しんでいこうと思います。

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Sonntag, August 28, 2005

『ミネラルウォーターダイエット』

私の友達は最近『ミネラルウォーターダイエット』をしているらしい。
方法は簡単。ただミネラルウォーターを一日最低1,5リットル飲むだけ。その他の生活、食事は今まで通り。
彼女の場合は、お通じもお肌の調子も良くなったらしい。
真似っ子してみたら、本当にお肌の調子が良くなった♪
でも、体重はあまり変わってない。。。( ̄□ ̄;)
やっぱりドイツでの食事がしょっぱすぎるからなのかもしれない。
聞いた話によると、塩分を取りすぎると、体内の塩分を薄めるために体が水分を溜め込むらしい。だから体が水太りしてしまって、体重は変わらない。塩分を取りすぎると、ミネラルウォーターをいくら飲んでも意味がないのだ。
一日に必要な塩分は10グラム、約小さじ2杯の量。
10グラムって大体梅干3個で取れてしまうらしい。その他にも、ラーメン一杯、塩しゃけ一切れで既に達成出来てしまう。
これから気をつけないと。。。ドイツのソースたっぷりのコテコテ料理は当分控えます。

なぜミネラルウォーターがいいのか、調べてみた。
ミネラルウォーターを飲むと、
  • 老廃物が汗や尿となって排出される。
  • 基礎代謝が良くなって、痩せやすい体質になる。(でも、痩せやすくなってからの運動が大切なのよね。)
  • 腸が刺激されて便秘解消に。
  • 血液がサラサラになり、セルライトを防ぐ。(これにはびっくりです)
  • 水を飲むと体温が下がるので、体温を戻すために体がエネルギーを出すので、それだけでカロリーが消費される。
  • ミネラルによって空腹感が抑えられるらしい。(この点においては自分の経験からは実証出来ませんでした。)
暑い日本では1,5リットルは余裕かも知れないけど、ミュンヘンは最近ずっと秋の温度だったので、結構大変。でも、今週からまた30度位になるらしいので、1,5リットルも楽になるかも。
ちなみにミネラルウォーターと書いてはあるけど、私の場合は水道水と混ぜて飲んでる。
ドイツ、特にミュンヘンのお水はミネラルをたくさん含んでいる(らしい)。
大事なのは、喉が渇く前にちょこちょこ飲むこと。喉が渇くのは、体に水分が足りていない信号なので。
喉が渇いてからジュースをがぶ飲みは一番タブー。

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Samstag, August 27, 2005

ウェディング

よく考えたら、ドイツに来てから、もう合計5件もの結婚式(自分のは抜きで)を体験している。
皆それぞれに素敵な工夫や、飾り、お料理を準備していて、心に残る結婚式でした

最近参加させていただいた結婚式は温室の中でのパーティ。
温室と言っても、週末はパーティ会場として貸し出しているらしく、バーもあるし、設備も整っている。温室だから、光がたくさん入ってきて明るいし、いたるところに植物があって、ナチュラルな感じ。とってもロマンチックでした。(>▽<)
入ってすぐはダンス広場、その奥がお席(80席位)になっていて、その更に奥がお料理コーナー♪

お料理は新郎のお母さんが作った前菜(素人とは思えない!)、と、豚の丸焼きの中にゼメルクヌーデル(パンから出来てるお団子)が入っているお料理。
一見怖いけど、食べてみると回りはカリカリ、中はジュワーと肉汁が出てきて、お、美味しい。



そして、ウェディングケーキも素敵!!!
上に乗っかっているのは、なんと本物のバラをお砂糖で固めたもの。(ちなみに鳩はプラスチックでした)
そして、マジパンとメレンゲを混ぜた層で覆われている。
上のケーキはチョコレートケーキで、下のはチェリーチョコケーキと、味も2度楽しめる!



ケーキと言えば、もう一組の結婚パーティではこんなケーキを出してくれました。
な、なんと6階建て。。。
し、しかも6種類のケーキ。。。
確か、一番下の大きいのはチョコケーキで、一般受けしそうなもの。一番上は、チェリーリカーだったと思う。
ケーキ用にお腹のスペースを残しておかないと全部制覇出来ないかも。。。
ちなみに、私はもちろん全部いただきました。(^3^)

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Freitag, August 26, 2005

ほっと一息、で筋肉痛



窓の工事は今日で終了!!!
ほっと一息、と思ったら一昨日の運動の筋肉痛が今日になってやって来た。。。
ずーっと動いていればいいんだけど、ちょっと座ってからいきなり立ったりすると、「アテテテー。」と、老人のような掛け声が出てくる。。。

調べてみると、運動した翌日または2,3日後に出てくる、いわゆる遅発性筋肉痛(私の場合も)は筋肉に何らかの異常が起こっている危険信号なんだって。
主な原因としては、筋肉組織の部分的な損傷、そして損傷に伴って痛みを出す物質が細胞から放出されて、神経を刺激してるらしい。
運動によって、筋肉を動かすエネルギー、グリコーゲンが欠乏したり、血流が不足したりして、痛みを受け止める神経が敏感になるらしい。

この神経の敏感さって言うものは、年齢とともに低下していくものらしい。普段運動していない人の筋肉痛が2,3日後に出てくるのは、この神経の感受性が鈍っているからなんだと。情けないことに私の神経もかなり鈍っているらしい。。。
さて、どうしたらこの筋肉痛を抑えられるのか?

痛みを治すための基本は「温-冷-温」。
  1. 運動後、筋肉痛が出る前に温める。
  2. 痛みが出たら、落ち着くまで冷やす。(野球のピッチャーが氷水で肘や肩を冷やすのもこれ)
  3. 落ち着いたら、まだ痛みがあっても再び温める。
温めることによって、筋肉組織の血液循環を良くして、回復は早まるらしい。
炎症している間は温めると炎症を促進してしまうので、痛みも増してしまうので、痛みがひどいときのみ炎症を抑えるために冷やして、全体的には温めた方が治りは早い。

さて、今夜は長風呂して寝ますか。

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Donnerstag, August 25, 2005

窓の取り付け工事


去年から予定していた窓の取替え工事を今日から2日間実行することになりました。
今回はキッチン、私の部屋、彼の仕事部屋の3箇所を取り付けする予定。朝早くから工事のお兄様達×3が来て、頑張ってます。
しかし、予定していたクレーンが重すぎて(!)使えず、窓の部品を手作業で運ぶことになったりして、手間どってます。



ちなみに家は日本で言う9階。全ての6部品を階段で運んでいただきました。
お疲れ様です。
右の写真でも分かるように、部屋の壁がなくなると、結構いい眺めなんですね。
思わず「枠なしの窓を付けて、壁一面窓にしたら気持ち良さそー」、などと予算的に不可能なことを考えてしまいました。
右の写真は彼の仕事部屋です。コンピューターはシーツで
覆ってあります。木屑が飛び散ってるので。。

私の部屋からの眺め。窓がないと、部屋も広くなったような感じ。
右の奥に見えるのが、オリンピック公園にあるオリンピックタワーです。見えるかな?花火の時は結構良い眺めです。






ベランダから見るとこんな感じです。
明日までに取り付け終わるのでしょうか。
、というか今日はこのまま寝るのか?
鳥とか入ってきそうで怖いんですけど。。。

Mittwoch, August 03, 2005

プラハ旅行

予定していた北ドイツの伯父さんを訪ねる予定が、伯父さんの急な入院でキャンセル。。。
なので、急遽行き先をプラハに変更することに。
プラハは4年前に一度行った事があったけれど、真冬だったし、しかも泊まったホテルはモルダウ川に浮かぶ船型のホテル。。。かなり寒かった。。。女二人での旅行だったから、それでもかなり楽しかったけど。
プラハ中央駅から町の中心地まで行くつもりで、30分くらい歩いたら中央駅の前まで戻ってきてたとか。(笑)この時のエピソードは今でも思い出し笑いをしてしまう位面白い。
ちなみに今回の旅行で偶然この船ホテルと再会。
思わず写真撮ってみました。

さて、今回は彼の両親と私達で車での旅行。
プラハには彼の両親の知り合いが住んでいるので、彼の家の近くのペンションを予約してもらった。
1部屋(2人で)何と、たったの20ユーロ。中心地からはちょっと離れているけれど、バスも通っているし、部屋も改装したばかりらしくコギレイな感じ。

久しぶりのプラハ、そして、初めての夏のプラハはやっぱりキレイだった。
冬は人も少ないし、メルヘンチックなメランコリーな感じだったけれど、夏は夏で緑や花がいたるところにあって、健康的なキレイさ?

それにしてもびっくりしたのが、前回行ったときは無料だった黄金小道(カフカが仕事部屋として使っていた家のある小道)がなんと、有料になっていた。。。
それでも、皆ドタドタとなだれ込んでいく。。。
前回観てなかったら、絶対絶対払ってでも観光したと思うけど、今回はやめておいた。

その後、前回出来なかった(、というかなかった)モルダウ川クルーズをついに達成!!!
川から見るプラハは、ガイドさんのお話もあって、また違った面白さがある。
例えば、モルダウ川は川底が浅い為、酔っ払いがカレル橋から飛び込む時に、一番深い場所(一ヶ所だけ深くなっている場所があるらしい)を探さないといけないとか。(笑)

忘れちゃならないのがプラハの料理!!!
有名なものは、バイエルンにもあるシュバイネブラーテン(ローストポーク)とザウアークラフト(キャベツの酢漬け)、そして、チェコ独自のゼメルクヌーデル。ドイツのものとはかなり違って、蒸しパンのような感じ。